骨材に着色がされた繊細な質感が特徴の「鏡面HR」。
HRとはホテル&レストランを意味し、不特定多数の方が利用される空間でも汚れが付きづらく、また洗浄できなどメンテナンス性に優れた特徴がネーミングに活かされています。
今回ご紹介いたしますのは、昨年末代官山にオープンした「TOKI 永季」、1階と地下に和とフレンチ、そしてビストロとBARをコンセプトにしたレストラン&BAR、そのバーカウンターのバックボードに使用された「鏡面HR」です。
鏡面HR
https://www.fukko-japan.com/products/kyoumen-hr.html
「鏡面HR」は、美術館や博物館など数多くの著名建築物に納入されてきました。
それは前述した通り耐久性やメンテナンス性に優れていることは大前提なのですが、やはりその意匠性はほかの建材にはない繊細さと美しさがございます。
壁材の多くはペンキのように材料自体(ベースの部分)に着色がされ、マヂックコートのように中の骨材のサイズによって多彩なパターンを形成するものが多いのですが、「鏡面HR」は骨材自体に色が焼き付けられているため、骨材の表情を活かしたとても繊細な意匠仕上げ材です。
また表面は何回にもわたって左官職人が鏝でおさえるために、きわめて平滑な鏡面仕上げとなり、鏡面の光沢感のなかにところどころ骨材がきらきらと光に反射する、とてもおとなしい表情が特徴です。
鏡面HR
https://www.fukko-japan.com/products/kyoumen-hr.html
谷口建築設計研究所が設計された上野の「法隆寺宝物館」や京都の「京都国立博物館」、内藤廣建築設計事務所の「富山県美術館」、香山壽夫建築研究所の「東広島美術館」など、不特定多数の方が来館される施設でも、肌触りのよさから万が一手が触れても衣服などを傷めることがなく、またメンテナンス性の高さによって長期にわたり美観を保つことができます。「法隆寺宝物館」では洗浄のみのメンテナンスによって、25年前の竣工当時の鏡面HRの仕上げのまま現在も美しく博物館の内装を彩っております。
過去のMEDIA記事
東広島市立美術館 「鏡面HR」 永く愛される所以
住宅から公共施設まで、数々の名建築を彩ってきた「鏡面HR」。
BARというまた新しい空間で、その繊細な美しさが居心地の良い空間を構成しております。
鏡面HR製品ページ
https://www.fukko-japan.com/products/kyoumen-hr.html