自己消火性を持ち意匠性そのままに完全不燃の安全性!
このたび内装用の新しいマヂックコート「Magic Coat FN」(マヂックコートFN 完全不燃 )を発売いたしました!
そのコンセプトは、多くの方々が集まる大空間でも外装用マヂックコート同様に発色が美しく、そしてダイナミックな意匠性を持ちながら、「自己消火性」を併せ持った、とくに安全性に特化した内装用のマヂックコートです。
さて、マヂックコートは1973年の発売以来、実に50年以上にわたって建築家とともに数々の建築作品を彩ってきました。
マヂックコート誕生秘話(FUKKO MEDIA記事)
その原点は1978年竣工の丹下健三先生の作品である「ハナエ・モリ ビル」です。
ハナエ・モリ ビル(TANGE建築都市設計WORKSより)
フッコーの研究員が、丹下先生、森英恵先生のイメージをもとに創り上げたパターンが「HM」。
実は、マヂックコートを代表するパターンでもある「HM」のネーミングは「ハナエ・モリ」の頭文字からいただきました
フッコーの原点はここから 「ハナエ・モリ ビル」(FUKKO MEDIA記事)
かつての表参道のランドマークであったそのビルは、ファッションの最先端であり、デザイン発信源でもありました。
若者があつまる表参道にそびえる、とても先鋭的なガラス張りのビル、すべてのおしゃれがそこにはありました。
そして「ハナエ・モリ ビル」で誕生した「HM」パターン。
さて、先に発売しておりましたMagic Coat IN(マヂックコート インテリア)では、その「HM」パターンが標準仕様では忠実に再現できず、骨材を一回り小さくした「HMSS」にて対応しており、また同製品においては、珪藻土をベースとしていたために、フッコーのブランドのひとつでもある「色」、つまり発色性に限界がありました。
1973年の発売以来、時代とともに原料のバージョンアップを重ね、意匠性はそのままに進化してきたマヂックコート。
新製品マヂックコートFN(完全不燃)では、建築基準法における内装制限に適合し全パターン完全不燃はもちろんのこと、素材に自己消火性をさら併せ持たせることによって安全性を高め、多くの方々が集まる公共施設などにおいても安心してご使用できるようバージョンアップいたしました。
そして当然ながら「パターン」「色」においても、従来のマヂックコートを忠実に再現しています。
製品案内
Magic Coat FN(完全不燃)
では「自己消火性」の特徴をご紹介いたします。
まず樹脂系素材は、プラスチック、ビニールなどを思い浮かべていただけたらイメージしやすいかと思いますが、火(熱源)によって燃える性質を持っており、黒い煙(ガス)が同時に発生するのが特徴です。
なので建築基準法では内装制限という規制があり、内装に使用する部材には不燃・準不燃・難燃という認定があり、それによって使用できる場所、広さ等に制限がかかります。
今回、発売された「マヂックコートFN(完全不燃)」には、火(熱源)により素材自体から「水」を同時に発生させることによって、火(熱源)がなくなるとともに、自らを消火する「自己消火」という機能を付加しております。
これにより不特定多数の方々が集まるような大空間の壁面にも、従来の不燃仕上より安心してご使用になることができ、また多彩な建築表現へも適合する意匠性を持ち合わせておりますので、より美しく、多様な建築仕上げのひとつとしてご検討いただけます。
フッコーの代名詞でもある「マヂックコート」。
時代とともにバージョンアップを重ね、発売から50年を超えた今でも多くの建築作品を彩っております。
「多彩な建築表現、原点は素材です」
ハナエ・モリ ビルから生まれた「マヂックコート」。
多様な建築デザインに適合すべく、また新しいステージへと進化いたしました。
左官技術とともに美しい建築表現のひとつの選択肢として、ぜひご検討ください。
製品案内
Magic Coat FN(完全不燃)