【新製品】日本の白を、未来へ。「本漆喰KINARI(きなり)」発売!!

漆喰
しっくい
本漆喰
KINARI
きなり
フッコー

なぜいま漆喰なのか

漆喰は、高温多湿な日本の気候風土のなかで、蔵や住まいを湿気や火災から守り、健やかな空間をつくり出す「先人たちの知恵」の結晶です。主原料である消石灰は呼吸をするように湿気を吸放湿し、防火性にも優れ、城郭や土蔵、社寺建築など、日本人の暮らしと美意識を長きにわたって支えてきました。

一方で、施工に手間と技術を要すること、工業化された安価な仕上げ材の台頭などにより、漆喰を扱える左官職人、そして漆喰そのものを選ぶ機会は年々少なくなってきました。

しかし近年、自然素材への回帰、健康・環境志向の高まり、そして「本物の質感」を求める建築家・設計者の皆様の声とともに、漆喰は見直されています。効率や均質さでは代えられない、手仕事だからこそ生まれる表情、時間が経つほどに味わいを増す佇まい。
私たちは、いまだからこそ漆喰の価値を、次の時代へつなげたいと考え「KINARI」の開発へ至りました。

日本の伝統文化を、絶やさぬために

漆喰は単なる仕上げ材ではなく、日本の伝統文化そのものです。我々フッコーは、この「左官」という文化を絶やさぬことを、ものづくりの根底に置いております。
KINARIは、塩焼き消石灰・海藻糊・麻スサという、漆喰本来の天然原料にこだわって配合した本漆喰です。本来、「本漆喰」という名称は左官職人が自らの手によって配合・調整する漆喰を指しますが、左官職人と共に歩む我々の想いをのせ「本漆喰 KINARI(きなり)」と命名いたしました。

KINARIはホルムアルデヒド放散等級「F★★★★」よりも厳しい日本漆喰協会認定の化学物質放散基準に適合し、国土交通省認定の防火材料でもあり、伝統素材でありながらも現代の建築基準・室内環境にも対応する仕上げ材です。
木製家具やナチュラルなインテリアとの相性はもちろん、和室からモダン建築まで空間を選ばない汎用性も特徴です。基本パターンは4種をラインナップし、着色のない素材そのままの良さ、KINARIの色合いを活かした、飾り立てない美しさと、手仕事の温もりを空間に映し出します。
☛本漆喰KINARI 製品ページ

左官とメーカーの協働

漆喰の美しさは、材料だけでは完成しません。それを仕上げるのは、左官職人の手であり、技であり、経験です。フッコーは創業以来、左官材メーカーとして、現場で鏝を握る左官職人の声に耳を傾け、施工性と共に仕上がりの表情を共に磨き上げることで製品を育ててきました。

KINARIの開発においても、左官職人が現場で創り上げる「本漆喰」をベースに、熟練工による鏝さばき、季節や下地による仕上がりの違いなど、経験知を製品づくりに反映しています。原料を届けるメーカーと、それを形にする左官職人。この両輪があってはじめて、漆喰は「意匠」として建築に息づきます。

建築家とフッコーの歩み

「多彩な建築表現、原点は素材です」
これは、1955年の創業時の社名「東京福幸壁材工業」から、1988年に現在の社名「フッコー」へと改称した際に掲げたブランドコンセプトであり、いまも変わらぬ私たちの原点です。建設技術の進歩とともに、建築様式やデザインは時代を追うごとに移り変わってきました。私たちはそのたびに、建築家・設計者・デザイナーの皆様が求める壁材(左官材・塗装材)を、時代とともに進化する原料を用いながら、新しく、美しく—— 素材を追求し、開発し続けてきました。

フッコーはこれまで、多くの建築家・設計者の皆様とともに、素材を通じた「ものづくり」を重ねてまいりました。

1977年、丹下健三先生が設計されたハナエモリビルにおいて誕生した「マヂックコート HMパターン」。1980年、白井晟一先生が設計された松濤美術館に採用された「デュッセル」。そして2022年、伊東豊雄先生が水戸市民会館にて語られた左官の魅力——。

時代を代表する建築家の皆様の創造性に、私たちの素材が寄り添ってきた歴史が、フッコーにはあります。

☛フッコーの原点はここから 「ハナエモリビル」
☛建築家 白井晟一とともに「Dussel」
☛【インタビュー】伊東豊雄先生「水戸市民会館」左官の魅力を語る

設計者の皆様が思い描くイメージを、いかに現実の壁面、空間として実現するか。それはときに既存製品の調色や仕様を超えた挑戦を伴いますが、フッコーはそのひとつひとつに向き合うことを「ものづくり」の使命としてきました。KINARIもまた、そうした建築家の皆様との対話のなかで磨かれ、これからの空間づくりに応え、日本の伝統文化を守る一枚として送り出す製品です。
☛本漆喰KINARI 製品ページ

繊細な表情を宿す4種のパターンをご用意しました。漆喰そのままの表情を映す「きなり」。微細な雲母がきらめく繊細な質感の「きらら」。微細な凹凸が陰影をつくる「あられ」。天然の藁スサが持つ表情の美しさをそのままに映した「わらすさ」。

天然素材で構成された本漆喰KINARIは、漆喰を扱いなれた熟練の左官職人へ向けた、伝統をまもり、そして受け継ぐ製品です。

製品名:本漆喰KINARI(きなり)
主原料:塩焼き消石灰、海藻糊、麻スサ(天然素材)
使用部位:内外壁
認定:日本漆喰協会認定 化学物質放散基準合格/国土交通省認定防火材料
パターン:基本パターン4種(きなり、きらら、あられ、わらすさ)
製品URL:https://www.fukko-japan.com/products/kinari.html
お問合せ:https://www.fukko-japan.com/contact/

この記事を書いた人
SNSでフォローする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。