前回に引き続き、横浜市新市庁舎の仕上げのご紹介です。
槇総合計画事務所が手掛けられた横浜新市庁舎。
ベネチアートなどのスタッコをどのようなイメージで採用されたのか、
ご紹介したいと思います。
ベネチアート
https://www.fukko-japan.com/products/venetiart.html
新市庁舎のコンセプトとしては
「市民に開かれた庁舎」
として、オープンなイメージを大事にされたそうです。
併せて建築も広く見ていただけるように考えられたとのこと。
明るいイメージから建物全体は白を基調とし、
馬車道駅直結通路からの空間には白いアンティークスタッコを、
そして艶のないマットなマルモマット仕上げも併用し、
ともに白色ながらも空間に変化をつけたそうです。
ところどころにアクセントとして、
同事務所でよく使用されるスタンダードカラーの赤色のスタッコを配色。
外部から窓越しに見える空間に映えるように配置された。
一般には公開されてませんが議会へと続く階段には、
村野藤吾設計の旧庁舎の象徴ともいわれる蒼いタイルをオマージュとして、
メタリック仕上げ「ガラッシア」の「マルテ仕上げ」が施され、
縦につなぐ空間を美しく幻想的に彩っています。
市民に開かれた建築。
すでに利用者からはまるで美術館のようだと喜びの声も届き、
市民にひらかれた空間の材料として満足いただけていると、
設計ご担当者様からうれしいご報告もいただきました。
艶あり、艶なし、骨材の凹凸のあり・なし、メタリックなどなど
ベネチアートの世界は奥深いです。
ぜひ、空間構成の一製品としてご検討ください。
アンティークスタッコ
https://www.fukko-japan.com/products/venetiart.html