きめ細かい施工が決め手、そのノウハウとは

端部を細かい骨材でおさえている様子

 ドライテック。
ドライテックは、生コンプラントから1m3配送、100mm厚で約8m2から敷設できるコンクリート製品です。
この業界では公共施設など大型のプロジェクトでしか採用できなかった透水性コンクリートでしたが、ドライテックは小規模案件から敷設できるシステムを構築し、今では住宅納入実績No1となった透水性コンクリートです。
ここで重要なのが生コンクリート、つまり半製品ということです。
当社が創業から生業としている左官材と同じく、湿式建材は施工の良し悪しによって製品の品質が左右されます。これはどのような半製品、湿式建材が持つ宿命でして、今回は当社の公式インスタグラムで公開されている動画も交えご説明したいと思います。
ドライテック公式ホームページ
https://drytech-japan.com/
ドライテック公式インスタグラム
https://www.instagram.com/drytech_fukko/

公式インスタグラムに施工方法のリール動画

では一連の作業工程です。
土間コンクリートでは、生コンを流し込み、バイブレータで締め固め、左官屋さんが鏝を使って表面を均していきますが、ドライテックの敷設作業は、一輪車(ねこ)で生コン車からドライテックを受け取り、敷設箇所へ間配りしてレーキ(トンボ)で拡げ、振動式プレートコンパクターで締め固めます。生コンは液状ですが、ドライテックは当社開発の専用バインダーが混入されたセメントペーストが骨材表面を覆った状態の物がガラガラガラと生コン車から排出されます。なので生コンであれば打設と言いますが、ドライテックは舗装材と同じく敷設という表現をします。
この時に重要なのがまずは下地の状態です。
ドライテック公式ホームページ
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ドライテック公式インスタグラム
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まず下地のクラッシャランにはたっぷりと散水しておきます。これは下地にドライテックの水分がとられるのを防ぐのと、下地からの湿気がドライテックの乾燥を抑える効果があり、ドライアウトを防ぐ役目をします。そして下地の平坦性です。下地に凹凸や不陸が大きいと仕上げ面も同じように仕上がります。100mmもつくから大丈夫かと思われがちですが、下地の平滑性は仕上がりに関わるとても重要な準備工程です。
次にレーキで拡げる時の平坦性と均一に材料を拡げることです。
この時にドライテックに振動を与えて締め固めるときの沈み込みを想定して2cmほど余盛りをして敷き均します。この際、材料が密度濃く敷き均されたところとそうでないところではプレート転圧したときに沈み込みが変わるため平坦性に差が出て来るので注意が必要です。この辺りはアスファルトの敷設作業と同じです。
もちろんドライテックは透水性コンクリートなので、多少の不陸があっても水溜りができることはありませんが、歩行に影響のないつまづかない程度の不陸を作らない、またバスケットコートなどにドライテックを使用する場合には平坦性はとても重要です。
ドライテック公式ホームページ
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ドライテック公式インスタグラム
https://www.instagram.com/drytech_fukko/
施工の様子
https://www.instagram.com/reel/CyVtZD4veSV/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

次に端部の処理です。振動式のプレートコンパクターではどうしても端部の転圧がうまくいかない場合がありますので、タンパーという重量のある締め固めの道具で端部を締め固めていきます。また端部の骨材飛散を防止するために左官鏝を使って丁寧に骨材を平坦に均していきます。この時、少し細かめの骨材を選り分けて使用すると綺麗に仕上がります。
そしてプレートコンパクターです。ドライテック専用プレートは、通常のプレートコンパクターに着脱式の幅広プレートを取り付け、より平坦性が取れるようになっています。また端部もストレートになってるので、キワまでプレート転圧ができるように工夫されています。ここでポイントは、何度も何度も戻って転圧しないことです。ドライテックは透水性コンクリートです。アスファルトと違って熱で軟化させてやり直すことは出来ませんから、セメントペーストが硬化しはじめている時にプレートをかけてしまうと、せっかく接着しようとしているものを剥がしてしまい、一度剥がれてしまうとくっつくことはありません。なのでその見極めが重要となります。あとはプレートの跡(プレートマーク)がつかないように、できるだけ平滑に転圧するように気を配って敷設します。都度、都度、横から確認して平坦性、材料のよりが無いかを見ながら施工を進めると良いでしょう。
ドライテック公式ホームページ
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ドライテック公式インスタグラム
https://www.instagram.com/drytech_fukko/
施工の様子
https://www.instagram.com/reel/CxLG3czvodO/?utm_source=ig_web_copy_link&igshid=MzRlODBiNWFlZA==

ドライテックも湿式建材。「製造+施工」のタッグ(FUKKO MEDIA)

これ以外にも細かなチェックポイント含め材料特性を踏まえたノウハウがありますが、もし初めて施工をする、今まで施工をしてきたがポイント指導を受けたい、などございましたらご遠慮なくご連絡ください。半製品、湿式建材であるドライテックをきれいに仕上げるためのコツをお教えいたします。
より良い製品と施工でお客様が安心、満足できるドライテックをこれからも納品できるよう尽力して参ります。
ドライテック公式ホームページよりお問い合わせください!
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ドライテック公式インスタグラム
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